【ローテ】個別考察-へラクロス
今回の記事はいったんVGC2016の構築から離れてローテレートにおけるヘラクロスについての考察記事です。
第二世代ジョウト地方を舞台にした金銀版より初登場。
男の子のあこがれでもあります虫の王様カブトムシがモチーフのポケモン。
種族値は以下の通り(HABCDSの順)
80-125-75-40-95-85 合計500
攻撃が高くあまり無駄のない配分。そしてタイプは虫・格闘の固有複合タイプ。
※スカーフトゲキッス、ファイアロー、メガボーマンダが同じPTにいることのあるローテレートでは見方が追い風をしたところですぐ逆風が吹いています。
前置きはここまでとしてローテレートで私が使った方と特徴などを伝えられたら。
スカーフ自信過剰型
意地っ張りA252B4S252
拘りスカーフを持ち相手を上から縛り殴る。
基本的にはインファイトの一貫を周りのポケモンで作り、相手が全体的に削れたところで奇襲をかける立ち回りをする。
強力なインファイトだが一段階上がった状態でないとガブリアスが確定一発にならないので気を付けること。また、ストーンエッジを急所に当てたり1段階上昇からメガボーマンダに打ったとしても最大ダメージは174であり、12.5%でしか突破ができない点を注意する。
火力アップアイテム自信過剰型
陽気A252B4S252または意地っ張りH28A228S252
選択 地震、岩技、剣の舞、身代わり
意地っ張りでも最速70族を抜けるのがポイント。
ふいにくるキノガッサに強く立ち回れるために身代わりもあり。
ただしハイパーボイス組はどうしようもないので他のポケモンでカバー。
素早さが中途半端なので電磁波や追い風でお膳立てをしてあげるべき。
命の珠を持っててもガブリアスはインファイトで確定にならない。
メガ進化型
種族値が以下のようになる。
80-165-115-40-105-75
素早さが下がった代わりに攻撃と防御が40ずつ上がった。ところが一番のポイントでしょうか。
意地っ張りor勇敢H252A252D4
意地っ張りH156A252S100
意地っ張りH92A148B4D12S252(東京ローテオフ4位 使用構築 森のゴリ姫 - 雨降る夜に)
確定 種マシンガン、ロックブラスト
選択 インファイトor瓦割り、ミサイル針、地震、剣の舞、身代わり
基本は追い風からの制圧だがSが75まで下がることを利用したトリックルームもあり、しかしクチートマリルリといったトリルアタッカーの存在を考えるとおすすめは少しSに振ったもの。
Sに100割くことで初速では最速マリルリを抜け、メガ進化後も無振りFCロトムやクレセリアを抜くことができる。
特にローテではFCロトムがファイアロー対策として最後の枠に入る場合耐久に割かないとそこの枠には入らないため大抵のロトムは抜けられると思う。
Aに252割いていると種マシンガンで204-101マリルリがオボン込みでも最低ダメージが250になるので基本的には落とせる。(一発当たり50~60)
インファイトと瓦割りに関してはPTや好み次第。
A252瓦割りでも欲張りギミック(【ローテ】欲張りギミックセット|きゅんきゅーんするね(*’∀’人)♥*+)のガルーラに対して3割でしか落とせませんが好き勝手にさせない火力としては十分なのではないでしょうか。(この記事のロトムはSに60割いてるので初速でしか抜けませんね)
ミサイル針は一貫性が悪い点があり(飛行、霊、妖等)選択技の中でも優先度は低め。
地震と剣舞は合わせればギルガルドを落とせるという面で採用している方がいます。
癒しのすずがないPTだと身代わりがあると便利なのかも。
全体としての相性が良いポケモンは最近解禁された静電気サンダー(追い風電磁波)や厄介なボイス勢を処理することができる両刀ギルガルドでしょうか。
これだけだとエンテイや雨熱湯で機能停止になることも考えられるので癒しのすずを持つポケモンを味方に添えるのがよさそうです。
技の一貫性が難しいのとファイアロー、ギルガルド、ニンフィアが生まれた6世代ローテでは扱うのは難しいポケモンですがそれでも十分な力はあるので皆さんが参考にしてローテを始めてくださったら幸いです。